赤木:かつてのお笑い芸人は、日本の中央官庁を攻撃してきました。なぜ攻撃するかというと、お笑い芸人は貧しい人から人気を得るために、お上を散々バカにしてきました。こうした歴史がありましたが、最近は「お笑いの世界=権力側」になってしまった。 権力を持っている人をバカにしたり、コケにしたりする文化をつくっていくことが大切だと思いますね。 ちきりん:そうすると、「おちゃらけ」が重要になってくるわけですね(笑)。 赤木:お金を持っている人は「成功したからエラい」と思っていますが、「エラくない」と言っていく必要があります。もっともっとちゃかすことで、「彼らはエラくない」ということを伝えていかなければなりません。 ちきりん:一定の効果はあると思いますが、あの人たちの強固な自己組織防衛能力を見ていると、ちゃかしたところで大きな変化は期待できないかも。むしろ予算の金額はそのままにして、公務員の数を減らせばいい