昨年5月末、米国で黒人青年が白人警察官による暴行で亡くなってから、欧米各国では自国内の黒人に対する差別・偏見を解消しようという動きが出ている。人種差別に抗議する「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大切だ)」のデモは、世界中に広がった。 この流れで、特に欧州各国で注目を浴びているのが、19世紀まで続いた奴隷貿易のむごさだ。 国連によると、15世紀から19世紀の間に、欧州主要国によって約1500万人がアフリカ大陸から拉致され、奴隷として米国や西インド諸島などに送られた(「大西洋奴隷貿易」)。奴隷たちは、過酷な条件の下、大規模農園(「プランテーション」)で働かされた。 国連の奴隷貿易を説明するイラスト(ウェブサイトから) 今月中旬、英国の元植民地でこうした奴隷貿易の拠点の1つだったジャマイカが英国政府に対し、賠償金の支払いを求めていると複数の英メディアが報じた。 ジャマイカとはジャマイカの位
![ジャマイカ、英国に対し奴隷制への賠償金の支払い求める ー「ブラック・ライブズ・マター」デモから1年(小林恭子) - エキスパート - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/17b48615e8aeab860565aa9edac9a89095ea1f6f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnewsatcl-pctr.c.yimg.jp%2Ft%2Fiwiz-yn%2Frpr%2Fkobayashiginko%2F00247906%2Ftitle-1626258940481.jpeg%3Fexp%3D10800)