立憲民主など野党6党は19日、文部科学省による前川喜平前事務次官の授業内容の報告要請問題を巡り同省への合同ヒアリングを国会内で行った。文科省担当者は、外部からの問い合わせがきっかけで前川氏が名古屋市立中の授業で講演したことを把握したと明らかにした。当初は新聞報道を見て把握したと説明していた。野党側は、地元の自民党衆院議員が前川氏を招いた経緯を文科省に照会したことの説明を求めたが、答えなかった。 合同ヒアリングで文科省側は「省の判断に影響していないので、誰からの問い合わせだったかは差し控える」と繰り返した。野党側からは「なぜ隠すのか」と非難が相次いだ。