日本生命の営業部長だった被告の男(37)=詐欺罪で公判中=に、架空の保険商品で約1億円超をだまし取られたとする被害者の男性が26日、神戸市内で会見を開いた。日本生命から謝罪など適切な対応がなされていないといい、「強い憤りを感じる」と述べた。 詐欺罪に問われているのは、住所不定で元日本生命阪神支社・西宮北営業部長の林泰之被告。 起訴状などによると、被告は2017~21年、男性に「日本生命の職員から推薦を受けた人が加入できる、元本保証で高利回りの運用益が得られる積み立て型保険商品がある」などとうそをつき、計約1億4千万円を詐取したとされる。 男性によると、被告と知り合ったのは2014年。正規の保険契約をする中で「自分は社内の成績優秀者で、あなたを特別に積立制度へ推薦できる」「業界最大手の日本生命が保険引き受け会社なので安心です」などと勧めてきたという。 被告が示したチラシにも保険引き受け会社は