2014年5月29日のブックマーク (2件)

  • ヨーロッパが注目するスウェーデンの市民性教育――民主主義の危機と民衆教育の課題/澤野由紀子 - SYNODOS

    2013年12月15日、筆者が在外研究のために滞在していたスウェーデンの首都ストックホルム市では、日暮れの早い街並に家々の窓辺からクリスマスを迎える飾り付けが優しい光を放つ季節に、反人種差別を訴える市民のデモ行進が行われていた。ストックホルム中心部からメトロで15分ほど南の住宅街シャルトルプでのことである。 その2ヶ月ほど前から、このシャルトルプ地区では「スウェーデン抵抗運動」と名乗るネオナチの行動が目立つようになり、高校の校舎や駅ビルなどにナチスのハーケンクロイツのマークや人種差別的ないたずら書きがスプレーされたり、若者がネオナチからいわれのない暴行を受けたりする事件が発生していた。 小雨の降る土曜日の昼前から行われたこの日のデモは、この地区でのこうした動きを憂慮した「反人種差別ライン17」という活動家のネットワークが、ソーシャルメディアを通じて参加を呼びかけたもので、子どもから高齢者ま

    ヨーロッパが注目するスウェーデンの市民性教育――民主主義の危機と民衆教育の課題/澤野由紀子 - SYNODOS
  • キプロス戦、ザックは相当不満足!?長谷部誠が語った1-0の光と影。 (二宮寿朗)

    5月27日、キプロス戦後に用意された壮行セレモニー。 一列に並んだザックジャパンの面々に対して、埼玉スタジアムに集まった約6万人のファン、サポーターから拍手が送られた。 花束を持って挨拶でマイクの前に立ったキャプテンの長谷部誠が、最初少し言葉に詰まるとちょっとした笑いも起こった。 「4年間、積み上げてきたものを、全力で一生懸命プレーしていきたいと思います。熱い応援をよろしくお願いいたします」 一段と大きい激励の拍手と声援が、チームに注がれた。 この光景を見つめながら、4年前の記憶が頭によみがえってきた。 南アフリカW杯前、国内最後の壮行試合でライバル韓国に0-2で敗れ、スタジアムには失望感が漂っていた。チームキャプテンに就任した川口能活の挨拶の言葉は思い出せないが、あのときの何とも言えない重たい雰囲気はすぐに思い出せる。あれから4年が経ったのだと、時の流れの速さをあらためて実感させられた。

    キプロス戦、ザックは相当不満足!?長谷部誠が語った1-0の光と影。 (二宮寿朗)