わたしの中国語歴は27歳から始まる。 外国語は25歳まで という 身に着くか、着かないかの閾値を超えてからの習得 だが、そんなことを気にする余裕はなかった。 今回の台湾訪問は3度目である。1度目は全然中国語が通じなくて難儀した。2度目、3度目と繰り返して行く間に いわゆる「普通話(大陸準拠の北京語)」と國語(台湾の中国語)との調音点や口・口腔の開き加減、声の高さの違い が分かってきて、2度目の後半から、言葉が通じるようになってきた。 國語は、普通話に比べると、トーンは低く、口腔の後方の緊張が緩く、唇も緩めで、送気音の送気が弱め(話者によってはほとんど聞き取れないくらい弱い)で、捲舌音がなく、儿化しない。調音点は、喉音以外は普通話より後ろ目なので、日本人には多分、國語の方が話しやすいだろう。それと喉音は、普通話よりも前寄りに発音するので、 國語を話していると、普通話で起こりがちな「中国語を話