国の借金 1000兆円超える 10月29日 4時32分 国債や借入金などを合わせた国の借金の総額は、東日本大震災の復興のための第3次補正予算案の編成などによって、今年度末で1024兆円と、初めて1000兆円を超える見通しになりました。 財務省によりますと、国債や借入金などを合わせた国の債務残高、借金の総額は、今年度末の時点で、1年前に比べて99兆円増えて、1024兆1047億円となる見通しです。これは、28日、国会に提出された、今年度の第3次補正予算案の財源として、11兆5500億円の復興債が発行されることに伴うもので、政府はその大部分を臨時増税によって賄うことにしていますが、今年度末の時点では債務残高として計算されるためです。また、今年度の一般会計の歳出総額は、第3次補正予算案が成立すれば、当初予算と1次、2次の補正予算を合わせて106兆3987億円となり、単年度では過去最大となります。