リニア中央新幹線の整備をめぐり、上伊那地区の建設促進期成同盟会(会長・小坂樫男伊那市長)を対象にしたJR東海による説明会が13日、伊那市役所で開かれた。JRが念頭に置く南アルプス貫通のCルートについて、出席者からは「コスト面だけでルート選択しているが、あまりにも独善的」などとし、諏訪・伊那谷回りのBルートでの建設を求める意見が相次いだ。 上伊那地方の自治体の首長や議員、商工団体関係者ら約230人が出席。JRの担当者がリニアの基本技術を説明した。JR側の要請で冒頭以外は非公開で行われた。 出席者からはルートに関する質問が続出。南ア貫通のCルートについて、「南アに長いトンネルを通すのは危険」「トンネル内で緊急事態があったとき、どうするのか」「リニアは地域振興の原動力になる期待がある。人のいないところに鉄道が走って何の意味があるのか」などと疑問を投げ掛けた。 JR側は、A、B、Cの各ルート
諏訪広域連合は26日、6市町村長による正副連合長会議で、JR東海が前日の25日、2025年に開業を目指す首都圏─中京圏を結ぶ「中央リニア新幹線」を全額自己負担で建設する方針を発表し、南アルプスを貫通する「直線ルート」を想定していることについて、あくまで諏訪地域を通る「Bルート」での建設を求め、来年1月中にも国やJRに対し、緊急の要望を行うことを確認した。 会議は非公開で行われた。終了後、会見した山田勝文連合長(諏訪市長)によると、県や自治体でつくる「リニア中央エクスプレス建設促進県協議会」が求めてきたルートとは異なるルートが「いきなり示された」ことについて、各市町村長 とも困惑。「リニア中央エクスプレス建設促進諏訪地区期成同盟会」の定期総会を待たず、緊急の要望が必要という認識で一致した。 年明け後、まず県に連携した取り組みを要請。併せて、諏訪地区期成同盟会の役員会を開き、要望内容や日時
JRバス関東(本社東京都渋谷区)が、2008年3月31日までに下諏訪町内で運行する路線バスの和田峠南線(下諏訪駅−斧立・町屋敷・樋橋方面)を廃止する方針で準備していることが29日、分かった。同社は、代替案として町の委託で町内を走らせる循環バスにダイヤを移行したい考え。町側は、路線が廃止となる地域が遠隔地という地域事情を踏まえ、事業者側と協議する構えだ。 同社の路線廃止について地元の青木悟町長は同日の町議会全員協議会で、経過などを説明。「地域の重要な足で再考を求めたが、厳しい状況のよう。やむを得ないと判断はしている。影響は出る。どう補うかが課題」と述べた。 同社中央道統括支店(伊那市)の秋葉松美支店長の説明だと、同路線は年間収入が概算で250万円から300万円なのに対し、運行経費がその2倍程度かかるという赤字路線。 町へは昨年11月の段階で07年3月末の廃止方向を打診したとして、「1年
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