だいぶ前の話になりますけど、「新人にデータ移行ツールのコーディングを任せるので、面倒をみてやってくれ」と頼まれたことがありました。 その新人はやたらとGoogle検索に頼る人で、とにかくわからないことがあると、わたしに聞かずにGoogle先生に尋ねるんですね。 検索サイトにはわたしもかなりお世話になっていますし、昔に比べるととても使い勝手がよくなっていますけれど、その人の技術レベルに対応して検索結果を出してくれるほど高機能なわけではありません。 そのため新人の書いてくるコードは、つぎはぎというかちぐはぐというか、身についてない知識に振り回されてる感が満載でした。 そういう弊害を気にしつつも、自分で調べようとする気持ちは尊重するべきなのかなあ、と思ってとりあえず黙認していたんですが、あるとき「ちょっと考えが甘かった」と思い知らされるトラブルが発生しました。 その新人が「Windowsのレジス
日本の衆議院選挙が間近に迫っていますが、昨年米国で行われた大統領選において、オバマ陣営がIT技術を駆使したという話はよく知られています。MySQLももちろん使われていました。今年4月にサンタクララで開催されたMySQL Conference & Expo 2009というイベントでは、最終日のキーノートにおいて、Obama Tech Teamの方々より、大統領選においてMySQLがいかに使われたかという発表が行われました。 本当はカンファレンス終了後にすぐちゃんとしたレポートを書いて公開する予定だったのですが、その週に起こった草なぎ剛逮捕とか、そのほかの出来事にすっかり気を取られて放置していました。Blogを始めた契機にTwitterの中で興味を持っている方がいるかどうか聞いたところ、そこそこの方が興味を示したので、ここで簡単にまとめたメモを公開することにします。 ●チームメンバー 発表者は
[FedoraCore5 MySQL5.0環境] トラブルがあり、スレーブ側サーバーを再起動したら、レプリケーションが再開できなくなった。 mysql> start slave; ERROR 1201 (HY000): Could not initialize master info structure; more error messages can be found in the MySQL error log change master to でマスター設定をし直そうとしても、同様のエラーで立ち往生。 /var/log/mysqld.log を見た。 090528 10:42:58 [Warning] Neither --relay-log nor --relay-log-index were used; so replication may break when this MyS
レプリケーションに際してスレーブ側では二つのスレッドが起動する。 これは SHOW PROCESSLIST\G で確認することができる。 マスタからのバイナリログを読み込むためのスレッドと リレーログを書き出すためのスレッドである。 前者は /var/lib/mysql/master.info に情報を保存する。 これにはマスタに接続するために必要なアカウント情報も記録されている。 パスワードも平文のまま記録されているのでパーミッションには注意が必要である。 後者は /var/lib/mysql/relay-log.info に情報を保存する。 ここにはそのリレーログにはマスタのバイナリログのどこまでが記録されているか、 またリレーログのどこまでを実行してスレーブのデータベースに反映させたかが記録されている。 両スレッドともに起動時にはこれらのファイルに記録されている情報をもとに レプリケ
2008年08月31日18:39 MySQL MySQLのレプリケーションを試してみたので注意点など 今回はMySQLのレプリケーションをやってみましたー。レプリケーションの仕組みはこんな感じ(*・ω・)ノ 1) マスタがバイナリログを出力。 2) スレーブがバイナリログを受け取り、リレーログとして保存。 3) スレーブがリレーログからクエリを実行。 ※バイナリログには更新系のクエリのみが記録されます。 ※リレーログはバイナリログと内容は同じですが、必要がなくなると自動的に削除されていく点が異なります。 とりあえずやってみようと思って、マスタ1台、スレープ2台の構成を作ってみましたヾ(o゚ω゚o)ノ゙ まず、MySQLをインストールして設定ファイル3種類、それぞれ以下のように設定します。 マスタのmy.cnf [mysqld] server-id=1 user=mysql port=330
ゴールデンウィークはいかがお過ごしされただろうか。今年は天気も良く、行楽日和が続いたように思う。 さて、先日MySQL 8.0が正式にリリースされた。少し時間が経ってしまったが、今回はMySQL 8.0の新機能について紹介したい。コミュニティ版のダウンロードはこちらから可能だ。 ひとつ前の正式バージョンはMySQL 5.7だったのだが、MySQL 8.0は非常に大きなリファクタリングが含まれており、5.x台のバージョン番号を捨て去ろうという話があった。そこで、次のメジャーバージョンは最初の桁を増やすということになったのだが、MySQL 6.0は過去に既に存在し、買収などの騒ぎで開発が頓挫してしまった経緯がある。7.xはMySQL NDB Clusterと被っている。というわけで、5.7の7の部分の次という意味合いもあって、8.0というバージョン番号を引っさげ、満を持しての登場となった。その
それでは、実際のユーザー管理の方法をご紹介していきましょう。前述のとおり、以下でご紹介しているコマンドは全て mysql で MySQL サーバーに接続した状態で実行してください。接続するには以下のように mysql コマンドを実行します。 mysql -u <ユーザー名> -p 実行後、パスワードを聞いてきますので適切に入力してください。ユーザーは管理権限を持つユーザーである必要があります。 ユーザーの作成 ユーザーの作成には、GRANT ステートメントを使用します。基本的な書式は以下のようになります。 GRANT <権限> ON <適用範囲> TO <ユーザー名>[@<ホスト名>] IDENTIFIED BY '<パスワード>'; 権限 ユーザーに与える権限をコンマ区切りで指定します。"ALL" と指定することで全ての権限を付与することができます。 適用範囲 権限の適用範囲を "<デー
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く