1970年代、一般家庭にはパソコンやTVゲームはおろか、ビデオデッキすら普及していなかった時代。我々少年 にとって本やテレビ、映画などが娯楽として占めるウェートが現在より高かった。折しも空前のオカルトブーム。 『エクソシスト』『オーメン』『サスペリア』等の映画が相次いで大ヒットし、テレビではネッシーやUFO、心霊 特番に胸を躍らせ、ユリ・ゲラーの超能力の実演をスプーンや腕時計片手に食い入るように観ていたものです。 放送翌日の学校では、その話題でもちきりとなり、万一観逃そうものなら、とても寂しい思いをせねばなりません でした。そんな時代に育った我々の世代(30〜40代)にとって忘れ難いモノがあります。現在、マニアの間では “ジャリ本”と呼ばれる一連の書物です。そこで扱われる内容はオカルト(怪奇、スリラー、幽霊、妖怪、超能力) UFO、UMA、宇宙人、スパイ、名探偵、犯罪、災害、予言に