2008年9月19日のブックマーク (1件)

  • 『秋日和』と『すーちゃん』 - 内田樹の研究室

    5時半に目が覚めてしまった。 8時くらいまで寝ていたいのだが、寝付けない。しかたがないので、起き出して『日の論点』の「非婚」についての原稿に手を入れる。 これはブザンソンで原型を書いたのだが、「結婚したくない人」と「結婚したいけれど、機会に恵まれない人」を同じ「非婚」というカテゴリーにくくって論じるのは、やっぱり無理があるよな、と昨日の夜、『秋日和』を見たあとにベッドの中で、益田ミリの『すーちゃん』を読んでいて感じたのである。 『秋日和』は1960年の映画で、例のごとく「なかなか結婚しない娘(司葉子)を結婚させる」ために佐分利信、中村伸郎、北竜二の三人のおじさんたちが暗躍するという話である。 あまりに面白くて、何度も笑い出してしまった。 バーのカウンターでパイプで鼻翼をこすりながら「急いじゃいかん」という場面とか、「じゃあ、リンゴも俺がったことになってるんですね」とか、佐分利信があの「

    malay1126
    malay1126 2008/09/19
    私たちが「結婚すると幸せになれるのか?」という疑問をもって結婚に迷うこと自体、功利主義に侵されている事態だと考えています。これは「下流志向」を読んだとき持った感想のひとつです。学びや労働と同じく結婚も