イタリア四方山話に戻る前に母との関係について振り返らせて下さい。 私は末っ子に生まれ、とっても甘えん坊。 私は、曾祖父母、祖父母、父、上の兄弟達、近所の皆さんにうんと甘やかされて育った。 母は仕事と上の兄弟達の教育、お稽古事でめいっぱいだった。 他の人に甘やかされていても母にかまってもらいたかった。 だから母に絡みついて、鬱陶しがられた。 いなくなった私を探してもらいたくて、曾祖父母の押し入れに隠れたりした。 結局、父が見つけてくれ、探す姿をみて母は私と父に激怒する。 他の兄弟達は母に叱られた記憶が全くない。と言っている。 ≪私にキスしないで、私は忙しいの≫エプロン 小学校2年生の時、ある日曜日。 父はゴルフ。兄弟は塾やお稽古にでかけた。 母は父と兄弟を送り出した後、近所の喫茶店に友人達とモーニングを食べにでかけた。 私は二度寝して寝坊したのだろう。 起きて誰もいない家から母のいる喫茶店に

ポキンと心が折れてから4日。 今日もパソコンに向かえるのは、このブログを読んで下さる皆さんのおかげです。 本当に有難うございます。 経験からこれはあまりいい傾向ではない。と思う。 何度打ち消しても自分の心の中で 「私なんかいない方がいい」 と思ってしまう。 イタリア語でキチンとコミュニケーションを取れないこと、貯金が底をついていること、仕事ができないこと。 全て自分の今までの行動の結果である。 過去を悔いても仕方なく、今の自分と未来の自分を生きることが大切なことは理解している。 焦っても仕方ない。小休憩と考えよう。 この状態にも腹を括ってみよう。 仕方ないんだ。 また、皆さんにイタリア事情をご紹介したい。 一歩、一歩 家の中から外を見る。 まるで閉鎖病棟にいるようで少し笑ってしまった。 Grazie!!! Smile!!!

昨日も一日参っていた私。 何をする気にもならず、一日ベッドで過ごした。 夫婦喧嘩も長引かず、問題は私の心だ。 週に一度、日本に住む両親と話をする。 私の父は、見事な船場言葉。 実父、継父ともに戦争で亡くしている父は、祖母によって大切に育てられた。 祖母が大阪の人で商売をしていたことから、父の言葉は船場言葉だ。 父「どうや。そっちは？機嫌ようしてるか？」 私「いつもどおりよ。お父さん、お母さんに変わりはない？日本は暖かくなった？」 父「ボチボチ、あったこなるやろ。花見やなんや、やいやい言うてるわ。そっちはどないや？」 私「うんうん。寒くなったりあったかかったりで体がちょっと無理をしてね。ちょっと疲れがたまって今日は一日ゆっくり寝てたのよ。体が疲れると心が落ち着かなくてね。」 父「そら、気をつけなあかんで。よう寝て、ゆっくりしいや。難儀なことできたらすぐに言うんやで。」 私「ありがとう。」 涙

こんなに可愛いドーナツを食べたのに、この後、夫婦喧嘩になった。 見た目だけが可愛く、味が「もひとつ」だったからかもしれない。 疲れた。 今までに何度か夫婦喧嘩をして、言い争いになり、夫に暴力を振るわれて家から逃げたこともあった。 しかし、今日は言い返す気力もなく、もういいや。と思った。 夫は手を振り上げていたが、私の軽蔑した目を見て冷静になったようだ。 夫とのコミュニケーションはイタリア語、日本語でしている。 しかし、言葉の問題以前に、夫はどうやら私の言葉を聞く❝ 気 ❞がないようだ。 今日はっきりと認識した。 何もかもどうでもよくなり、こちらもあれこれ話す ❝ 気 ❞がなくなった。 こちらがどれだけ説明しても相手に聞く ❝ 気 ❞ がなければ仕方ない。 イタリア人、自分にその ❝ 気 ❞がない時の態度ははっきりしている。 本音と建て前はない。とりあえず聞く。ということがない。 「あなたが

イタリアの女友達が女子会を計画してくれている。 私が家族以外と過ごさない状況が続いているので心配だそうだ。 日本人のお友達とはコミュニケーションをとっている？ スポーツジムとか何か外で活動している？ と夫に聞いてくれているらしい。 彼女達は非常に穏やかで優しい女友達。 きっとイタリアで一緒に育っていたら大親友になっていただろう。 私の心の問題をキチンと説明できる語学力があれば、もっと親密になれるのかもしれない。 今はまだ叶わない。 その彼女達。私を含め3人でPizzaを食べに行こうと企画してくれているらしい。 1人は、19歳の娘が最近3年間付き合った彼とお別れしたらしく相当なダメージで気持ちの切り替えができないらしい。 夏のバカンスに2年連続一緒に行っていたのだから、もう家族になるだろうと思っていたと思う。 彼女自身も高校時代からお付合いした彼と結婚している。 もう1人は美容師。最近、職場

今月初め、ウフィツィ美術館で飛降り騒ぎがあった。 ようやく書く気持ちになった。 せっかくフィレンツェに来たのだからウフィツィ美術館に行こうとなり、向かった。 すると私達の横を恐ろしい勢いでパトカー、消防車、救急車が走る。 フィレンツェの細い道をまるで映画のシーンのように駆け抜けて行く。 街にはイタリアの修学旅行生や観光客で少し混雑していた。 ウフィツィ美術館前のシニョリーア広場に到着すると、みんな見上げている。 見上げると美術館の屋上に人影が...。 消防車がはしごを伸ばし、地上では分厚いマットレスが用意された。 「お願いだから助かって。早く誰か手をつないで。」とつぶやく。 夫は「大丈夫、大丈夫」という。 涙が溢れ、とにかく見えないところへ行きたい。と夫にお願いした。 夫は「美術館のチケット代を払っているのだから、きっと芸術家のパフォーマンスだ。」と言う。 私はとにかく飛降りないで欲しいと

週末少し長めの散歩をし、日曜日に家族が集まった。 食事の支度だけを済ませ、体調が悪いと言って部屋に籠らせてもらった。 大勢の声を聞くと頭が割れるように痛くなる。 力尽きた月曜日、何もする力がない。 丸亀製麺、リンガーハット、ココイチ、一風堂...次から次へと食べたい物が浮かぶ。 外食したいが外食すると簡単に10€＝1,300円ほどが飛んでいく。 家族で行くとあっと言う間に3000円くらいがなくなる。 力を振り絞って作ったスパゲッティ。 アンチョビ、ケッパーのトマトソース。 2月にアンチョビ、ケッパー 、プチトマトのスパゲティをご紹介したけど、今日はトマトをカットする力もなく、市販のトマトソースを使った。 700ｇ入りで60セント＝約80円くらい。 このスパゲティが大好評で驚いた！ そして、夕食は冷蔵庫にあったスカモルツァ・アッフミカータに冷凍ポルチーニのせ。 ポルチーニをあらかじめにんにく

日本に住んでいる時、夫の友人（イタリア人）が愚痴っていた。 彼は日本人妻と結婚し、2人の子供を授かり、その後離婚。 離婚までの道のりも長く、２年の別居生活を経て、日本で調停離婚に至った。 日本・イタリア両国で正式離婚している。 彼は子供達に月に1度会いたいため離婚後、今も日本で暮らしている。 その彼のパスポートが更新の時期を迎えた。 彼は在日イタリア大使館に行き、更新手続きを始めた。 すると 「元妻のサインが必要です」と言われた。 彼が「えぇぇぇ～どうしてですかぁ～」と震えたらしい。 「18歳未満の子供がいる場合、彼らの母親のサインがいる」と説明を受けた。 彼はもう一度、「えぇぇぇ～どうしてですかぁ～」と聞いたらしい。 大使館職員の説明は「イタリアの法律だから」ということ。 何度なぜ元妻のサインが必要なのか理由を聞いても「気持ちはわかるが、イタリアの法律だから。」という返答だったらしい。

今日のイタリアはとってもいいお天気🌷 空気は冷たく、風も強いけど、太陽が出ていい感じ。 家の中でも電気をつけずパソコンを打っています。 さて、今日の我が家のランチはアンチョビ・ケッパー・ミニトマトの非常にシンプルなスパゲティ。 とっても簡単で美味しい😋 家族全員の大好物。 アクセントにドライトマトを使っています。 ツナを加えてもとても美味しい!!! 我が家の昼食はほぼ毎日パスタ。 スパゲティ、ペンネ、リガトーニ、オレキエッテといった感じ。 私以外の家族はショートパスタ派。私は断然スパゲティ派。 だけど、よくよく観察すると、みんなやっぱりスパゲティが大好きだと思う。 夫や舅が作る！という日はショートパスタメニューになる。 どうやら茹でるのが面倒みたい。 我が家周辺では、13時～16時半頃までお店（商店やクリーニング店など）は閉まる。 みんな家でゆっくりと昼食をとり、休憩後にまたオープンす

イタリアに住んでいる限り、イタリア語は必須。 当たりまえだのクラッカー😱 日本にいる時からイタリア語は学習していた。 少し自信があった。というか自信があった。 しかし、しかし、しかし、こちらに来て全く通じなかった。 今も苦労している。 もともと口数の少ない私は貝になっている。 できれば家族以外と話したくない。 イタリア語学習＠日本 まずは独学 夫と出会った頃は、仕事が忙しく語学学校に行く時間がなかった。 プライベートレッスンも考えたが、仕事の都合で何度も予定変更をするのも面倒だし、イタリアやイタリア語に全く興味がなかったので大金を払う勇気がなく自分で学習した。 教材は毎日イタリア語講座、イタリア語検定単語集、イタリア語ドリルなど。 覚えたフレーズを当時恋人だった夫との会話で使うようにしていた。 まずはイタリア語検定３級合格を目標とした。 アラフォーの私にとって新しい語学学習は思った以上に

今日は少し重たい話。 私、ヒキコモリータはイタリアに嫁ぐ前、日本で心療内科にお世話になっていた。 とにかく典型的な重症の鬱病。 真面目すぎて仕事のハードさ、離婚から自分をどこまでも追い詰めていた。 仕事を辞めることなんて無責任すぎてできない。と心底思っていた。 ２度、自殺未遂をしたことが... １度目は両親に助けてもらって、２度目は心肺停止状態から救急車で運ばれ一命をとりとめた。 「死んだら誰からも責められず仕事を辞めることができる」と常に思っていた。 あ～思い出すと重い...本当に重い...😢 集中治療室で目覚めた時に「何だ、死ねなかったのか」と絶望したことをはっきり覚えているなぁ。 だけど、今ははっきり言える。 「あ～生きててよかった💗助けていただいてありがとう💗」 沢山の命が生きたいと願いながら、生きられない現実をしっかりと見ているのに、それでも命を粗末にした。 でも、当時は思