「トランス脂肪酸」という言葉が話題になっています。これを含む食品の製造・販売が、近々全面禁止になるという米国発のニュースもありました。しかし、私たちが普段から口にしている食品の中には、もっと危ないものがいろいろありますので、まとめてみました。 過去50年間、日本人の大腸がんが増え、女性で2倍、男性では5倍にもなっています。その昔、大腸がんは肉をたくさん食べる欧米人に多く、日本人にはまれな病気でした。大腸がんの増加に一致するように、日本人の食肉消費量が大幅に増えてきたことから、両者にはなんらかの因果関係があるのではないかと考えられてきました。しかし、研究者たちがいくら精肉の成分を調べても、発がん性のある物質は見つかりませんでした。 ところが最近、牛肉を高温で長時間調理すると、その成分が化学変化を起こし発がん物質に変化するという驚きの事実が判明しました。肉は焦げるほど焼かないこと、焼き肉やバー