インターネットにソーシャルネットワーキングサービス(SNS)など、現代人の多くは、いまや日常のほとんどの時間がオンライン状態にある。それが普通であるかのようで、“ネット中毒”となっても自覚しにくい環境になりつつある。 そんな中、「ネットとの距離感を見直してみてはどうか」と提言するのは、9月に出版された『節ネット、はじめました。』(石徹白未亜/CCCメディアハウス)だ。同書は元“ネット依存者”の目線から、ネット利用時間の節約術を説く1冊だ。具体的には、ネット履歴を洗い出し、「黒ネット」=見たことに対する後悔が大きいもの、「白ネット」=ためになったり面白いもの、「無害」=仕事や生活で必要なもの、の3つにサイトを仕分けし、黒を減らす方法を紹介している。今回は著者の石徹白氏に“節ネット”の極意を聞いた。 ●ネット中毒者がネットと距離を置くコツ –ネット中毒を自覚するためには、どうしたらいいのでしょ