不妊治療をしないでも自然と妊娠できたのは、妻が31歳の頃、1回きりでした。 その時は、妊娠2か月たたずに流れてしまいました。 それ以降、まったく妊娠の兆候はなく、不妊治療にも取り組んでいる産院の門をたたくことになりました。 その中で、最初に提示されたのがタイミング療法という、ごく初期の不妊治療でした。 年齢的にも、妻は32歳で私は26歳と比較的若かったのもあるかもしれません。 簡単に説明すると、妻が病院に通い、卵子が大きくなる様子を見てもらい、卵子が成熟して排卵される日を予測してもらい「じゃあ、今日と明日、がんばってください」と医師に告げられるわけです。 どんなことがあろうと、指定された日に、精子を卵子にお届けしないといけないわけです。 疲れていようが、眠かろうが忙しかろうが、です。 当時の妻も私も、仕事がとても忙しく、ボロボロの状態で、指定された2日間のうち1日だけ、どうにか生殖行為に及