著者:清水整形外科クリニック院長 清水 伸一 脊柱管狭窄症を引き起こし、悪化させる大きな原因が姿勢です。 腰だけでなく首や胸、足に起こる異変を矯正することで、脊柱管狭窄症も改善する場合が多々あります。 いずれも体に負担がかからず、簡単な方法で、暮らしの中に無理なく取り入れられます。 ストレートネック(まっすぐ頸椎)を改善する「水平あご引き」 腰部脊柱管狭窄症の悪化を引き起こしやすくなる「ストレートネック」に陥っているかどうかは、整形外科などでレントゲン検査を受ければ簡単にわかりますが、自分でもある程度ならチェックできます。 首や頭の後ろ側の5点を指で順番に押す 自分が自然だと思う姿勢で直立して壁に背中(肩甲骨)をつけたとき、後頭部が壁にふれない人はまっすぐ頸椎に陥っている可能性があります。 ただ、ストレートネックに陥っていることがわかっても、整形外科では積極的な治療や、改善のための指導が行