全日本柔道連盟は13日の理事会で、国内の大会で使われている女子選手の白線入りの黒帯を廃止すると決めた。今後、全柔連主催の大会では、男子と同じ黒一色の帯に統一する。国際柔道連盟(IJF)は1999年、白線が入った黒帯を「差別的」として使用を禁じ、国際大会では使われていない。また、新設する女子柔道振興委員会の委員長に松田基子氏(大阪体育大准教授)を選任した。
安倍晋三首相は13日午後、経団連の榊原定征会長、連合の神津里季生会長と首相官邸で会談し、政府が導入を目指す残業時間の上限規制をめぐり、繁忙期に例外として認める残業を「月100時間未満」とするよう要請した。 「月100時間残業に反対」=電通女性社員の遺族コメント 経団連は「100時間以下」、連合は「100時間未満」で譲らず、首相に判断を仰いだ形。経団連は要請を受け入れる見通し。労使交渉で最大の焦点だった残業の月間上限は首相裁定で決着した。 両会長は首相との会談に先立ち、上限規制に関する合意文書を作成。繁忙期の月間上限は「100時間を基準値とする」とし、「以下」や「未満」を含む玉虫色の表現にとどめた。 首相は会談で、労使合意について「労働基準法70年の中で歴史的な大改革だ」と強調。「今回の合意は大きな一歩だが、最初の一歩にすぎない」とも語り、労働時間の削減へさらに努力するよう求めた。
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