米銀大手のシティグループ(ティッカーシンボル:C)は8月3日、アジア太平洋地域の顧客を対象に、預金をサステナビリティ領域のプロジェクトへ充当する新たな定期預金商品をリリースした(*1)。サステナブルな投資商品・サービスを選択したいという考える顧客需要に対応する。 新たに開発した「サステナブル定期預金」は、シンガポールと香港の法人および機関投資家を対象に提供され、来年までに他のアジア太平洋地域の国々でもサービスを展開する計画だ。シティが策定したグリーンボンド・フレームワーク、ソーシャル・ファイナンス・フレームワーク、アフォーダブル住宅向けソーシャルボンド・フレームワークにもとづき、顧客が預けた資金は適格グリーンプロジェクトおよびソーシャル・ファイナンス・プロジェクトへ振り向けられる。これらのフレームワークは、国連サミットで採択された持続可能な開発目標(SDGs)と整合する。 顧客の預金の振り