今回は、タイトルを聞いて、私たちにとってはすでに通ってきた過去の話……? と回れ右するにはもったいない香港映画『29歳問題』を紹介したいと思います。2005年の香港を舞台に描かれるのは、30歳を目前に控えたクリスティの物語。そう、この映画のヒロインは70年代生まれの現・アラフォー世代なのです。 化粧品メーカーに勤めるクリスティは、やりがいのあるポジションを任されてはいるけれど、昇進によって責任を負うことが増え、多忙な恋人ともすれ違い気味。そんななか、大家の都合でアパートを追い出された彼女は、パリに旅行中だという女の子、ティンロの部屋に仮住まいすることになります。ティンロの日記をこっそり読むと、何と偶然にも自分と誕生日が一緒。日記を読み進めるうち、自分とはまったく違う人生の楽しみ方を知っているティンロの生き方に惹かれていくのです。 かつては女の結婚適齢期がクリスマスケーキにたとえられたり、ド
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