誠実にメロディーを刻むクラシックギターの音色と、個人的で普遍的な世界観が綴られたストーリー性のある歌詞。そして、聴く者によりその印象が異なるであろう深く豊かな歌声が、細野晴臣、アート・リンゼイ、小山田圭吾、七尾旅人をはじめ、多くのミュージシャンとの多彩な共演を生んできた青葉市子が、待望の新作『マホロボシヤ』を10月19日に発表した。 近年は、劇団「マームとジプシー」などの舞台作品で劇伴を担当するほか役者としても出演し、音楽を主軸としながらその活動の場を広げてきた青葉。前作『0』のリリースから現在までの約3年間に起こったできごと、そして自身を取り巻く人間関係や日常と、そこでの変化が今作に与えた影響について聞いた。 ※一部内容で事実誤認が発覚したため、記事掲載後に修正いたしました(2017年10月) 曲を作るときには、とことん楽器を弾きこむことで音楽を体にすりこんでいくのですが、それと演劇の稽