山陽新幹線広島駅(広島市南区)で10日早朝、線路内に立ち入り、行方がわからなくなっていたガーナ人の男(33)が12時間後、同駅近くの線路わきで見つかり、広島県警は、新幹線特例法違反(線路内への立ち入り)容疑で男を逮捕した。 男は「覚えていない」と容疑を否認しているという。 発表では、男は福岡県在住で日本語学校の留学生。10日夕、広島駅西約50メートルの保守用通路を広島方向に歩いているのを、走行中の新幹線の運転士が見つけた。 男は9日夜、新幹線の終電が広島駅止まりだったため帰れず、広島県警が同駅内で保護していたが、10日早朝、いきなりホームから線路に飛び降り、博多方面に走り去っていた。