1995年の鯖江大会以来、16年ぶりの日本開催(東京)となった第43回体操世界選手権が16日、10日間の大会の幕を閉じた。 エースの内村航平(コナミ)を中心に、五輪と世界選手権を通じて2004年アテネ五輪以来となる団体総合の金メダルを最大の目標として大会に臨んだ日本男子は、団体総合では中国にわずかにおよばず銀メダルに終わった。しかし、内村が個人総合で09年のロンドン大会から3大会連続で金メダルを獲得。内村と同じ22歳の山室光史(コナミ)も銅メダルに輝いた。 内村は種目別でも、最も得意とする床で金メダルを獲得したほか、鉄棒で銅メダルを手中に収めた。そして山室がつり輪で銅メダルを、さらには25歳の沖口誠(コナミ)も跳馬で銅メダルを獲得した。 日本男子の今大会のメダルは金2、銀1、銅4の計7つで、これは具志堅幸司や森末慎二を擁し、金3、銀3、銅3を獲得した84年ロサンゼルス五輪以来の成績だ