列車内で自席に座ったまま、ワゴンに載せられた飲み物や軽食、お土産などを購入できる「車内販売」は旅の醍醐味の1つだ。しかし、全国レベルで見ると新幹線の車内販売が年々減っている。 この動きが本格化したのは2019年3月。JR北海道とJR九州がそれぞれ新幹線の車内販売を廃止。JR東日本も一部の列車における車内販売を終了した。 「乗車前に駅構内の売店でお弁当や飲み物を買い求めるお客様が増えたことで車内販売の売上が減ったことに加え、人手不足で販売員の採用も難しい」と当時のJR担当者が話している。車内販売が存続した列車でも弁当やホットコーヒーなど販売品目が縮小されているケースが相次ぐ。 東海道新幹線の「凄腕パーサー」に聞く そんな中で気を吐いているのがJR東海である。各駅停車タイプの「こだま」は車内販売を行っていないが、「のぞみ」「ひかり」では健在だ。
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