牢獄からリモートでモスクワ郊外の裁判所に出廷したナワリヌイ(2022年5月24日) Evgenia Novozhenina-REUTERS <これまでプーチンに敵対する者は暗殺されるか不審死を遂げてきたがナワリヌイは刑務所の中で生き続けているのはなぜか> 収監中のロシア反体制派指導者で、ウラジーミル・プーチン大統領に対する批判を続けていることで知られるアレクセイ・ナワリヌイが1月9日、2022年の大晦日を独房で過ごしたことをツイッターで明かした。 その後、刑務所の看守がインフルエンザにかかった受刑者を「生物兵器」として自分の独房に送り込んできたと主張。弁護士は、ナワリヌイがインフルエンザの症状を発症して体調を崩したと報告した。 現時点では、ナワイヌイの症状が命にかかわるものであることを示す兆候はない。だがある大学教授によれば、ナワリヌイが最終的に「自然死」することが、プーチンの究極の目標か