必要なときにかぎって空きがないのに、ダメもとで行くと案外、空いていたりする――。こんな非効率な会議室の運用を見直したのがKDDI。社内スタッフも来客も喜ぶ“タブレットを使った”改善策とは。 増やせばコストがかかり、減らすと社員から文句が殺到する――。こうした社内設備は多々あるが、その最たるものが「会議室」だろう。 必要なときに限って空きがなく、ダメもとで行ってみると案外、空いていたりする。足りないからといって簡単に増やせるものではないが、足りないせいで取引先との打ち合わせが滞ったら話にならない――。こんなジレンマに、多くの企業が頭を悩ませている。 KDDIも、そんな会議室不足に困っていた1社。情報システム部門も、「会議はパートナーと会う大切な場面であるにもかかわらず、お客さまを待たせしてしまうのは大きな問題」(KDDI ソリューション推進本部 部長の内田恵氏)と、頭を抱えていた。 空予約が