【ロンドン=小玉純一】英国の政府・与党内に欧州連合(EU)との関係を見直す動きがあるもとで、英労組のナショナルセンター、労働組合会議(TUC)は、労働者の権利を守るEU指令敵視に反撃しています。 最大与党保守党(下院議席303)の下院議員130人を代表するグループ「フレッシュスタート」は、英国の競争力強化を旗印にして社会と雇用分野のEU指令に敵対。16日発表のマニフェストで「欧州全体の競争促進・成長促進の戦略の一環として、加盟国それぞれの状況を受け入れ柔軟にできるようにする」ことを掲げ、条約改定ないしEU指令の撤回、または英国の完全な適用除外の探求を政府に要求しています。 TUCのオグラーディ書記長は18日、「長時間労働を強いることが回答ではない。訓練、雇用、インフラへの投資や仕事と生活のよりよきバランスを通じて、英国の生産性をオランダの水準以上にあげる対策を、キャメロン首相は講じるべきだ
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