男子テニス世界ランキング9位の錦織圭(27=日清食品)が今季残り試合の全休を決めた。16日、マネジメント会社が発表した。米シンシナティでの大会に向けた13日の練習中に右手首を痛め、MRI(磁気共鳴画像装置)検査の結果、尺側手根伸筋腱(しゃくそくしゅこんしんきんけん)の部分断裂と診断された。手術はせずに来年の開幕に向けてリハビリを行う予定。不振続きのシーズンは最悪の形で幕を閉じることになった。 13日の練習中、サーブを打った錦織は手首から「ポン」と音がするのが聞こえたという。痛みに顔をしかめて、すぐに練習を中止。病院に直行してMRI検査を受けた。 翌日に手首の権威で数多くのメジャーリーガーも診ている医師の診察を受けた。15日にはセカンドオピニオンを求めて別の医師に会い、さらに慎重を期して3人の専門家にMRIの画像を送ってそれぞれに意見を求めた。 結論は尺側手根伸筋腱の部分断裂。手首の小