防衛省から備品のパソコンなど計約136万円分を盗んだとして、千葉県警は6日、同省職員の須田克敬(かつのり)容疑者(41)=同県大網白里市駒込=を窃盗容疑で逮捕し、発表した。容疑を認めているという。 捜査関係者によると、須田容疑者は新品のパソコンや周辺機器を繰り返し持ち出して現金化していたとみられ、県警は、被害総額が数千万円分に上る可能性があるとみて調べている。 発表によると、須田容疑者は今年4月末~5月6日ごろ、東京・市谷の防衛省で計7回にわたり、備品のパソコン17台やトナーなどを盗んだ疑いがある。 捜査関係者によると、須田容疑者はノンキャリアの技官。パソコンや周辺機器、消耗品のトナーなどを省内の保管場所から無断で持ち出し、業者に売って現金化していたという。パソコンは新品だったといい、防衛機密の情報漏れは確認されていないという。 千葉県警は情報提供を受けて捜査し、須田容疑者に任意で事情を聴