日産自動車と全国旅館生活衛生同業組合連合会(全旅連)によるEV普及・宿泊者数増を狙った連携事業、全旅連側は「加入する旅館・ホテルへのEV用充電インフラを年内中に整備したい」と話しているが、旅館・ホテル側は様子見の姿勢をとるところも少なくない。 日産・全旅連は、宿泊施設にある100Vコンセントなどを利用したEV用の充電コーナーを設け、EV普及・宿泊者数増、レジャー需要喚起につなげたいところだが、全旅連に加盟する旅館・ホテルの反応は冷やかだ。 全旅連の「1回の満充電にかかる200円程度の費用を旅館・ホテル側がサービスとして負担してほしい」という声に対して、北海道にあるホテルの管理人は「サービスが増えれば客数も増えると思うが、当社は携帯電話の充電でさえ有料で客に負担してもらっている。こういう状況では全旅連の呼びかけにすべて応じることは難しいだろう」と話す。 「クルマ利用が客全体の6割を占めていて