人に感染すると6割近い致死率を示す高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)が、インドネシアで豚に感染し、一部が人ののどや鼻の細胞に感染しやすいウイルスに変異したことがわかった。解析した東京大医科学研究所の河岡義裕教授らの研究チームは、致死性の高い新型インフル出現に備え、豚インフルの監視の必要性を強調している。 河岡さんらはインドネシアのアイルランガ大と共同で、2005年から09年にかけて3回、インドネシアの延べ14州で、無作為に選んだ702匹の豚の鼻汁や血液、ふんなどを調べた。 05〜07年に調べた豚の7.4%から高病原性鳥インフルのウイルスが分離され、分析すると、どの豚も近隣の鶏で流行した鳥インフルに感染していた。詳細に調べた39のウイルスのうち、一つが人の鼻やのどの細胞にくっつきやすく変異していた。08〜09年の調査では過去に感染していた形跡はあったが、ウイルスは分離されなかった。
開発中の電気自動車向け充電ロボット。高齢者でも手軽に使えるようアーム(腕)がついている=安川電機提供 産業用ロボット大手の安川電機(北九州市)が、電気自動車向け充電ロボットの開発を進めている。ロボットのアーム(腕)が車の「給電口」を探し出してプラグをつなぎ、全自動で充電する仕組み。産業機器で培った制御技術を高齢者らの手助けに生かす。 26日、事業説明会で明らかにした。現在ある電気自動車用の充電スタンドの場合、重さ数キロのケーブルを持ち上げて差し込む必要があった。充電ロボでは、センサーで位置を定めて微細な動きができるアームそのものから電気を送りこむ。 九州電力(福岡市)との共同開発で、2011年度に北九州市内で実証実験をする。三菱自動車の小型車「アイミーブ」なら30分間で80%の充電ができる能力を持たせ、12年度にも商品化する。コンビニエンスストアやスーパーの駐車場に置き、買い物の合間
イラスト・福井典子 認知症と生きるには家族の認知症、拒否が招く心身症 心と体の悲鳴に気づく(2019/8/16) 大切な人が「認知症かも」という事態になったときに、介護する家族の心の在り方が重要になります。子どもとして親の受診を考える場合、夫婦として…[続きを読む] 新出生前診断、認定外施設で広がる 不確実なまま中絶も[ニュース・フォーカス](2019/8/16) 叱らないと決めてもつい愚痴が…夜尿症、薬出てほっと[患者を生きる](2019/8/16) 「治せる認知症」の手術 負担少ない手法、じわり広がる[ニュース・フォーカス](2019/8/14) 耳鳴り、見えないつらさ 「生きる限り付き合う」と覚悟[患者を生きる](2019/8/14) 認知症をどうチェック 介護のポイントなど支援ガイドに[ニュース・フォーカス](2019/8/16) 「幸せと障害の有無は関係ない」神奈
戸籍上「生存」している高齢者が相次いで確認されている問題で、長崎県壱岐市で、今年で200歳になる男性が戸籍上は生きている状態にあることがわかった。同市によると、1810(文化7)年生まれで、月日の記載はないという。薩摩藩の第11代藩主、島津斉彬(なりあきら)の1歳年下にあたる。1810年は、フランスでナポレオンが皇帝として在位していた時代で、ハワイではカメハメハ大王が全島を統一した。
お宅の省エネ、環境コンシェルジュが指南 環境省2010年8月21日15時5分 印刷 ソーシャルブックマーク 環境省は、二酸化炭素(CO2)排出量を減らすのに、各家庭に合った方法を無料でアドバイスする事業を来年度の概算要求に盛り込む。省エネ法の研修を受けた約1千人を「環境コンシェルジュ」に任命。家庭の排出状況や省エネ機器への買い替えについて10万世帯に指南する計画で、「特別枠」に20億円を計上する。 コンシェルジュは各家庭を訪問したり、都道府県が指定する地球温暖化防止活動推進センターに家庭から足を運んでもらったりして、マイカー、家電、照明などのCO2排出量を調べる。「風呂の自動保温を控える」「太陽光発電の導入」「断熱工事」など各家庭に合った温暖化対策を示し、利用できる制度も紹介する。参加家庭は同センターが募集する予定で、今秋から3千〜4千世帯を対象に試行する。 コンシェルジュには、電力会社や
日本学術会議は代替療法「ホメオパシー」の効果について、「科学的な根拠がなく、荒唐無稽(こうとうむけい)」とし、医療従事者が治療法に用いないよう求める声明を24日、発表した。山口市の女児ら死亡例が出たことを重視し、この療法が広まる前に、芽を摘む必要があると判断した。同会議が、特定の療法を否定するのはきわめて異例だ。 金澤一郎会長が会見で発表した。声明では、現段階でホメオパシーを信じる人はそれほど多くないが、医療現場から排除されないと「自然に近い安全で有効な治療という誤解」が広がると指摘。科学的根拠は明確に否定されており、医療関係者が治療に用いることは認められないとした。 日本学術会議は、約84万人の科学者の代表として選ばれた210人の会員と、約2千人の連携会員からなる日本の「頭脳集団」。政府に対する政策提言や、社会への啓発などを行う。唐木英明副会長によると、1年半ほど前からこの問題につい
愛知県岡崎市立図書館のホームページにサイバー攻撃をしたとして男性(39)が逮捕された後、朝日新聞の取材で図書館のソフトの側に攻撃を受けたように見える不具合があることが発覚した問題で、ソフトを開発した三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)は、2006年の段階で不具合を解消した新しいソフトを作っていたことがわかった。 同社は岡崎の図書館には不具合の情報を伝えていなかった。旧ソフトを使い続けた図書館側は、攻撃を受けたと考えて県警に被害届を提出。男性の逮捕につながっていた。 逮捕され、起訴猶予となった男性は自作プログラムで図書館のホームページから蔵書の新着情報を集めていた。旧ソフトは、蔵書データを呼び出す電算処理を継続したままにする仕組みで、アクセスが集中するとホームページが閲覧できなくなり、サイバー攻撃を受けたように見える不具合があった。 MDISは06年、不具合を解消した新ソフ
愛知県内の男性(39)が、自作プログラムで図書館ホームページから新着図書の情報を集めたところ、サイバー攻撃を仕掛けたとして逮捕された。しかし、朝日新聞が依頼した専門家の解析によると、図書館ソフトに不具合があり、大量アクセスによる攻撃を受けたように見えていたことが分かった。同じソフトを使う全国6カ所の図書館でも同様の障害が起きていたことも判明。ソフト開発会社は全国約30の図書館で改修を始めた。 この問題は同県岡崎市立図書館で起きた。ソフトには、蔵書データを呼び出すたびに電算処理が継続中の状態になり、電話の通話後に受話器を上げたままのような状態になる不具合があった。一定の時間がたつと強制的に切断されるが、同図書館では10分間にアクセスが約1千件を超えると、ホームページの閲覧ができなくなり、大量アクセスを受けたように見えたという。 男性はソフトウエア技術者で、岡崎市立図書館から年に約100冊
関西電力のグループ会社、エネゲート(大阪市)は16日、電気自動車用の充電スタンド事業に参入すると発表した。ITシステム大手の日本ユニシスと協力、携帯電話を使って料金を支払える無人充電台「エコQ電」の設置を今年12月から始め、2011年度末までに近畿300カ所に展開する。関東など全国にも拡大させ、日本で初となる充電量に応じた課金システムの普及を目指す。 充電台はエネゲートが開発し、高さ約1.7メートル。携帯電話回線でサーバーと通信する。利用者は自分の携帯でクレジットカード情報などを登録、携帯画面に表示されるバーコードを読み取り装置にかざしたうえで、車と充電台をケーブルでつないで充電を始める。7〜8時間で満充電となり、携帯に充電終了を知らせるメールが届く仕組みだ。 電源さえあればどこにでも置けるため、公共施設やショッピングセンター、マンションの駐車場などへの設置を見込んでいる。(上栗崇)
郵便事業会社(JP日本郵便)は来年度、集配に使う電気自動車1030台を岐阜県のベンチャー企業から購入する。電気自動車の契約としては国内最大規模という。日本郵便は三菱自動車や富士重工業からも電気自動車を調達して使用しているが、ベンチャー企業が先駆けて大量受注した。 受注したのは、1998年から電気自動車の製造・販売を手がけるゼロスポーツ(岐阜県各務原市)で6日に日本郵便と契約を締結した。一から製造するのではなく、他社製の軽貨物ガソリン車を電気自動車に改造して納入する。約8時間の充電で180キロの走行が可能という。日本郵便には2009年7月以降、3台を納入している。 2万2千台の集配用車両を所有する日本郵便は、毎年3千台程度を買い替えており、11年度はその3分の1を電気自動車にする方針だ。
岐阜県警は13日、住居侵入容疑で現行犯逮捕された同県瑞穂市の男子高校生(18)が、逮捕後に容体が急変し、死亡したと発表した。目立った外傷はなく、司法解剖でも死因は特定できなかったという。 発表によると、12日午後5時ごろ同市内で、高校生が大声で「助けて。アミーゴ」などと叫びながら隣家に入ったと、高校生の友人(18)から110番通報があった。高校生は友人の隣家の室内のガラスを割り、この家に住む自営業の男性(38)に取り押さえられた。警察官が駆けつけ、午後6時ごろ北方署に連れていったが、息づかいが荒かったためすぐに病院へ搬送すると、40度の熱があったという。一時は落ち着いたが、同11時ごろ容体が急変し、13日午前1時50分ごろ死亡したという。
イラスト・福井典子 認知症と生きるには家族の認知症、拒否が招く心身症 心と体の悲鳴に気づく(2019/8/16) 大切な人が「認知症かも」という事態になったときに、介護する家族の心の在り方が重要になります。子どもとして親の受診を考える場合、夫婦として…[続きを読む] 新出生前診断、認定外施設で広がる 不確実なまま中絶も[ニュース・フォーカス](2019/8/16) 叱らないと決めてもつい愚痴が…夜尿症、薬出てほっと[患者を生きる](2019/8/16) 「治せる認知症」の手術 負担少ない手法、じわり広がる[ニュース・フォーカス](2019/8/14) 耳鳴り、見えないつらさ 「生きる限り付き合う」と覚悟[患者を生きる](2019/8/14) 認知症をどうチェック 介護のポイントなど支援ガイドに[ニュース・フォーカス](2019/8/16) 「幸せと障害の有無は関係ない」神奈
労働局の指導後に休止していた外国人講師の授業を再開した小学校。担任(手前左)は講師に声をかけなかった=7月5日、千葉県柏市、山田写す 英語の授業中、外国語指導助手(ALT)と日本人教員が言葉を交わさない――。ALTを業者への業務委託(請負)で確保する自治体で、奇妙な授業風景が繰り広げられている。2人が協力して授業に取り組むと「偽装請負」(労働者派遣法違反)となってしまうからだ。ルールを守れずに労働局から指導を受ける教育委員会が相次ぎ、教室で混乱が起きている。 「先生、英語ばっかりでわからへん」。関西のある小学校。子どもたちが教室の端で待機していた担任の方を振り返って騒ぎ出した。女性指導助手は早口の英語で授業を始めた。日本語はほとんど理解できなかった。 「日本語がわかる人が来ると思っていたので驚いた」と担任。助け舟を出したくても出せない。「先生じゃなくてALTさんに言って」と子
家庭に設置された太陽光発電システムの約3割が、12年以内に故障している――。NPO法人「太陽光発電所ネットワーク(PVネット)」が23日、そんな調査結果を発表した。「10〜20年故障しないと言って販売されるケースが多いが、実際は注意が必要だ」と呼びかけている。 同ネットの会員が設置した太陽光発電システム483台について調べたところ、149台(31%)が設置から12年以内に故障していた。設置の仕方が悪くて故障したり、部品が劣化したりする例があった。落雷や、電線などの影で太陽光が当たらない部分からの劣化がみられるという。 また、詳しく調べた32台では、部品の劣化で発電量が低下。本来の性能などから予測される発電量と比べると、実際の発電量が10年で4割下がったケースもあった。 政府は温室効果ガスを2020年までに90年比で25%削減させる目標を掲げている。このため、環境省案では太陽光発電シス
経済産業省は21日、家庭や企業が太陽光や風力など再生可能エネルギーでつくった電力を電力会社が買い取る「全量買い取り制度」の具体案を固めた。買い取りにかかる費用は電気料金に徐々に上乗せされ、制度開始から10年後の2021年度には標準的な家庭の負担額は月150〜200円になると想定している。 買い取り制度は、再生可能エネルギーの普及を進め、発電設備も売れるとして、政府が成長分野として期待する目玉事業の一つ。経産省は具体案を23日に発表する。年内をめどに詳細をつめ、12年度から買い取り制度を始める。 買い取り対象のエネルギーは太陽光、風力、中小水力、地熱、バイオマス。住宅用の太陽光については、家庭で余った電力のみを買い取っている現行方式を基本にする。いずれも買い取りは新設の設備が基本だが、既設についても価格を引き下げるなどして買い取る措置を設ける。 買い取り価格は太陽光を除いた各エネルギー
トヨタが開発中のコンパクトHVのコンセプトカー トヨタ自動車が来年末にも発売するコンパクトハイブリッド車(HV)の燃費が、「プリウス」(1リットルあたり38キロ)を抜いて量販ガソリン車で世界最高となる見通しであることが13日、わかった。プリウスの上級モデルより10%以上優れており、1リットルあたり約43キロとなる計算だ。 ホンダも今秋に「フィット」のHVを発売する計画で、小型車の燃費競争が激しさを増している。 トヨタの新型HVは、コンパクト車「ヴィッツ」の車台を活用したHV専用車。ハッチバック型で、エンジン排気量は1.5リットルとプリウス(1.8リットル)より一回り小さい。搭載する電池はプリウスと同じ「ニッケル水素電池」だが、車体の軽量化などで低燃費を実現した。価格は150万円程度を目指している。 一方、ホンダのフィットHVは燃費が1リットルあたり30キロ程度になる見通しだ。今でも
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