[CEDEC 2009]「ドラクエは国民的ゲームでもなんでもなかった」堀井雄二氏の基調講演を完全レポート! 編集部:TAITAI 過去最大級の規模となったCEDEC 2009だが,3日めの基調講演を飾ったのは,ご存じ「ドラゴンクエスト」の生みの親である堀井雄二氏だ。「国民的ゲームとは何か? 〜ドラゴンクエストの場合〜」と題されたこの基調講演に登壇したのは,堀井氏をはじめ,「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」の開発に携わったスクウェア・エニックスの市村龍太郎氏と藤澤仁氏の計3名。 講演は,その3人によるパネルディスカッション形式で行われ,最新作であるドラゴンクエストIXでの具体例を挙げながら,どういった意図でドラゴンクエストIXの各システムが導入されていったのか。そして,その根底にあるゲームデザインの思想……「国民的なゲームとはなんなのか?」などが語られていった。 「デジタルにはファジーさ