はい こんにちわ。ゆろよろです。LL TigerのLanguage UpdateでScalaの話をしてきました。 スライドはこちらっす。 20100731 LL Tiger Language Update ScalaView more presentations from yuroyoro. 2.8.0.finalでの機能追加について詳しく説明してもよかったんだけど、Language Update初登場ということで、Scalaの紹介や事例を多めにしました。 ネタ成分をもう少し混入しておけばよかったと、id:moriyoshiの発表をみて反省しました。俺もX11話すScalaのライブラリ書くべきなのか…!?
「そんなASTで大丈夫か?」 ということで、ほとんどの言語はプログラムの内部表現として抽象構文木(abstract syntax tree、AST)を作ると思います。Scalaももちろんコンパイルするときに作ります。 で、Scalaコンパイラが生成してるASTを見るオプションがあります。 "-Xprint:<phase>"オプションと"-Ybrowse:<phase>"オプションです。 こんなコードがあったとして、 case class Cell[T](v:T) { // TがInt型の場合にのみ呼び出せる def increment(implicit ev:T =:= Int ):Cell[Int] = Cell( v + 1 ) import java.text.SimpleDateFormat import java.util.Date // TがDateまたはそのサブタイプのときに
Scala2.8から、Predefに<:<とか=:=とかが定義されていて、これなんだろ?とずーっと疑問だった訳ですよ。で、ついったーで質問投げてたらやっと理解できました。 教えて頂いた @ScalaTohoku さん、@okomok さん、@tioa さん、有り難うございました! "generalized type constraints"というヤツで、型パラメータに与えられた型が、特定の条件を満たす場合にのみ呼び出せるメソッドを定義できるというものです。しかもコンパイル時に静的にチェックされる!! これはスゴい!! What do <:<, <%<, and =:= mean in Scala 2.8, and where are they documented? - Stack Overflow =:=や<:<や<%<で特定の型のみ呼び出せるメソッドを定義する 具体的な例で説明します。
The Scala 2.8 Collections API Martin Odersky, Lex Spoon August 23, 2010 In the eyes of many, the new collections framework is the most significant change in Scala 2.8. Scala had collections before (and in fact the new framework is largely compatible with them). But it's only 2.8 that provides a common, uniform, and all-encompassing framework for collection types. Even though the additions to colle
今日はScalaの例外処理について解説しますよ。 基本 - try,catch,finally 例外処理の基本は、try,catch,finallyです。これはJavaと同じですね。 ただし、Scalaでのtry,catch,finallyは値を生成します。つまり、実行されたブロックの値が評価されます。 scala> val n = try{ "99".toInt } catch { case e:Exception => -99 } n: Int = 99 scala> val n = try{ "foo".toInt } catch { case e:Exception => -99 } n: Int = -99 上記のように、catch節には "case e:Exception => ..."のようなパターンマッチを書くことで、対応する例外の型に応じて補足することができます。try,
今日は、ScalaのOptionの使い方について解説しますよ。OptionはScala使いにとってはなくてはならないものです。これを覚えてしまうと他の言語でもOptionを作りたくなる、かもしれない? Optionってなに? Option型は、値があるかないか分からない状態を表すものです。「Maybeモナド」とか言ってしまうとアレですがまぁそんなようなものらしいです。 Optionの定義 まずは、Optionの定義から見てみましょう。Option型は、抽象クラスOption[+A]と、Option[A]を継承して値がある場合のSome[+A]型とNoneオブジェクトがあります。 Option - Scala Standard Library API (Scaladoc) 2.10.0-20120530-022829-8d38079ab4 - scala.Option // Optionの抽
パターンマッチは便利すぎてこれを覚えてしまうと他の言語でも欲しくてたまらなくなりますね。 Scalaのパターンマッチは、実はユーザーが独自のパターンを定義することが可能になっています。 extractor(抽出子)によるパターンの拡張 簡単な例を紹介します。java.util.Date型のオブジェクトを年月日に分解してパターンマッチさせたい、とします。こんな利用イメージです。 scala> new Date match { | case DateOf( y,m,d ) => println( "%d年%02d月%02d日" format( y,m,d ) ) | case _ => | } 2010年07月09日 "case DateOf( y,m,d) => ..."の部分で、Date型を年月日に分解しているわけです。ふつーにやろうとすると、DateOfというケースクラスを作ってimpl
前回書いたPartialFunctionの利用例として、奇妙なFizzBuzzを書いてみましたよ。 // PartialFunction[A,B]を "A --> B"のように書けるようにしておく type -->[A,B] = PartialFunction[A,B] // FizzBuzz用のPartailFunctionを生成するユーティリティ def toPF[A]( r:String )( f: A => Boolean): A --> String = { case v if f(v) => r } // FizzBuzzできるSeq class FizzBuzzSeq[A]( theSeq:Seq[A] ) extends Seq[A] { def apply(idx: Int):A = theSeq( idx ) def length = theSeq.length def
Scalaには、PartialFunctionというものがあります。 直訳すると部分関数ですが、これはなにかっていうと「特定の引数に対しては結果を返すけど、結果を返せない引数もあるような中途半端な関数」です。 どうやって使うのん? まぁ、ちょっと例を見てましょうや。PartialFunctionであるfooPfは、引数が"foo"だったら"bar"を返して、"foo"以外は知らんというてきとーな関数です。 scala> val fooPf:PartialFunction[String,String] = { case "foo" => "bar" } fooPf: PartialFunction[String,String] = <function1> scala> fooPf("foo") res5: String = bar scala> fooPf("hoge") scala.Mat
このドメインモデルに基づいて、まず第一に、このアーティクルでは、どのようにHibernate/JPAを使って、Scalaにおける Personエンティティ用の ジェネリックData Access Object (DAO) と具体的なDAOの実装方法を示す。その結果、 PersonDaoに、 CRUD操作が実行できるようになりる。例: val p1 = new Person(“Rod Johnson”) val p2 = dao.findByName(“Martin Odersky”) p1.link(p2) personDao.save(p1) Step 2 それからこのアーティクルは、Person エンティティを「リッチな」ドメインオブジェクトに変換するのに、何が必要なのかを要約する。このオブジェクトは、内部で NotificationServiceを使って、linkメソッドが呼ばれたと
はじめに Windows用のvimにて、Scalaプログラムの編集時に、シンタックスハイライト、インデントルールを適用するための設定を行った。また、エラーの修正の効率を上げるために、QuickFixコマンドを利用可能にするための設定も行った。細部は異なるが、Linuxなどのvimでも利用できるはず。 記事中で設定ファイルを3つダウンロードし、2つのファイルを記述するけど、面倒くさいので、必要なファイルを用意しておく。 シンタックスハイライトやインデントルールの設定 Scalaのプロジェクトの公式のvim用設定があるのでそれを利用する。 まず、公式vim用設定ファイルのページにアクセスする。このページには、3つのサブディレクトリ「ftdetect」、「indent」、「syntax」があるので、それぞれの配下にある「scala.vim」をダウンロードする。名前が同じで、それぞれの名前を「sc
1階受付:インストール等 / 1階案内版:コマンド / 2階:書き方 / 3階:文と式 / 4階:関数 / 5階:オブジェクト指向 / 6階:型 / 7階:注釈等 / 屋上:言語仕様要約 / 雲:scalaパッケージ概観 / 青空:その他の付属パッケージ概観 なお、以上の解説はJavaの文法とコマンドや標準ライブラリ等を一応知っていることを前提(現行のScalaはなおJavaライブラリへの依存度が高くScalaだけで完結できる状態では無い。なお、Scalaのコンパイラ自体はJava1.4用のコードも吐けるが、標準ライブラリが多く1.5を前提としている)とし、その違いだけをとりあえずは書き留めるものである。もっぱら文法やライブラリ参照用であることを目指しているので、例や特長等は次のリンクを参照されたい(なおただし、原著者たちの配慮にもかかわらず、それらの例は関数型言語に関する事前の概要的把握
● [Scala] RubyからScalaに乗り換えた15くらいの理由 [注意] この文章を読むと、既存のRubyコードをScalaでrewriteしたくなる、 Rubyコードで型チェックをやるのが鬱になる、Ruby案件でやる気が出なくなる、 などの幻覚や異常行動が報告されています。 現在関わっているプロジェクトや家族のことを常に意識し、 気を強く持って冷静に読むとよいでしょう。 「Scalaプログラミング入門」を読みはじめて、いきなり大きく頷いてしまった。 "コーディング時間の半分をテスト作成に費やさなければならなかった"(p.3) "Railsによって得られた生産性の向上は、テスト作成の作業に失われてしまいました"(p.3) まさにここ数年私が抱いてた漠然としたストレスの正体が、的確に文章となっていたからだ。そしてほどなく、「あ、この機能がRubyに欲しかった!」という驚きと共に Sc
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く