やっぱり分かりやすい。 学校で習ったのとは違う方法だったり、あるいはその背景にある歴史的経緯に触れているところがとてもよかった。 前著『文系のための数学教室』でもそうだったけど、微分積分を分かりやすく説明してある。前著では積分がメインで、今回は微分がメイン。 微分積分というのは、何だか近代科学の考え方を示しているような気がして面白いなあなどと個人的に思っているのだが、まあそれはさておき、面白かったのは、整合的な微分法が出来る前の、フェルマーによる、プレ(?)微分の話。 フェルマーは超微少量というのを導入したのだが、これの扱いが全くもって矛盾しているのである。これは当時、「魔法の算術」と捉えられていたが、デカルトもニュートンもライプニッツも平気で使っていたとか。 あるいは幾何の話。 論証をセットで行うギリシア式の幾何と、図形の見たままの事実をそのまま扱うバビロニア式の幾何があるらしい。 多く
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