欧州連合(EU)の“Culture 2000”プログラムの支援のもと,視聴覚資料保存のための教育活動を行なっている「TAPE(Training for Audiovisual Preservation in Europe:欧州における視聴覚資料保存のための研修)」が2007年に実施した、欧州(西欧・中欧・東欧)の890機関を対象とした音楽映像資料の保存状況調査の結果を報告しています。回答した96機関のうち、資料保存プログラムを実施中・計画中という機関は36機関に留まったなどの結果が出ています。 また巻末には、ロシア、ポーランド、ルーマニアなど東欧5か国の事例紹介(各国1事例ずつ)、スイスにおける音楽映像資料保存協会“Memoriav”が実施した3つのプロジェクト(歴史的コレクションの修復・デジタル化・目録作成を一貫して行ったプロジェクト)の紹介、オーストリアにおける全国調査の報告が付いてい
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