衆議院の農林水産委員会は、国際司法裁判所が今の方法での南極海の調査捕鯨の中止を命じる判決を出したことについて誠に遺憾だとしたうえで、政府に調査捕鯨の継続などを求める内容の決議を全会一致で可決しました。 今回の決議では、先月国際司法裁判所が出した今の方法での日本の南極海での調査捕鯨の中止を命じる判決について「誠に遺憾である」としています。 さらに、判決は南極海での調査捕鯨を科学的調査と認めて捕獲すること自体は禁じておらず「日本固有の伝統と文化である捕鯨が否定されたわけではない」としています。 そのうえで今後の調査捕鯨について、捕獲頭数の根拠をより明確にするといった必要な見直しを行い、世界で日本だけが行っている調査捕鯨を続けることなどを政府に求める内容になっています。 国際司法裁判所の判決を受けて、政府は次の南極海での調査捕鯨の中止を決めたほか、今月22日から予定されている北西太平洋での調査を