中央大理工学部教授の高窪統(はじめ)さん(当時45歳)殺害事件で、逮捕された教え子の山本竜太容疑者(28)が警視庁の調べに対し、「2、3か月前には高窪さんへの強い殺意を抱くようになった」と供述していることがわかった。 同庁幹部が明らかにした。事前に大学まで出向き、高窪さんの授業の時間割を確認したとも話しているという。同庁の捜査では、山本容疑者は大学時代、高窪さんに心を開いている様子だったことが判明しており、同庁は、殺意を抱いた時期に何があったのかさらに取り調べを続ける。 同庁幹部によると、高窪さんは、昨年度の後期最終授業だった1月14日の2限目直前に襲われ、山本容疑者はその4日前に勤務先のホームセンターに休暇届を出していた。このため同庁が、どの段階で襲撃を思い立ったのか問いただしたところ、山本容疑者は「昨年10月か11月頃には強い殺意を持っていた」と供述。さらに「殺意を抱いた後に大学を