任期満了に伴う沖縄県沖縄市長選が20日、告示され、いずれも無所属新人で元県議の桑江朝千夫(さちお)(58)=自民、公明推薦=と元副市長の島袋芳敬(よしのり)(64)=共産、生活、社民、沖縄社大推薦=の2氏が立候補を届け出た。高い失業率や空き店舗を踏まえ、桑江氏が経済活性化を主張するのに対し、島袋氏は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古への移設に反対する姿勢を強調し、争点がかみ合わない選挙戦となっている。27日に投票、即日開票される。 沖縄市は(1)県平均を上回る14・5%の失業率(2)高水準の空き店舗率(3)41市町村で29位にとどまる市民所得-といった課題を抱える。 16日に市内で開かれた公開討論会で、桑江氏は「沖縄市に活力がないのは革新市政の無為無策が原因だ」と指摘。島袋氏が助役、副市長として東門美津子市長を支えてきた責任を追及し、「革新市政継続か刷新かが選挙の