みずほ情報総研 ： 「電池切れ」で困ったことにならない世の中を目指して
仕事やプライベートでノートパソコンやスマートフォンを使っていて、大事な局面で電池が切れてしまい困ったことは誰しも少なからず経験したことがあるのではないだろうか。特に外出時、現在地から目的地までの行程を、電車の乗り換えを含めてすぐに確認できるような便利な生活に慣れてしまった現代人にとって、自身の情報端末が「電池切れ」となる事態は避けたいところだ。そんな状況を反映してか、最近は様々な場所で充電器やコンセントを見かけるようになったが、タクシーの中でもスマートフォンの充電ができるよう各種ケーブルが用意されているのを見たときは驚いた。それだけ、「電池切れ」の状態に遭遇して困る人が多いということなのだろう。複数の情報端末を持ち歩くことが多いビジネスパーソンにとっても、「電池切れ」は仕事を滞らせることもある死活問題である。 前述のように、現代的な生活を送るうえでは欠かすことができない存在となった「電池」
みずほ情報総研 ： 産業用洗浄技術と環境対策(1/3)
*本稿は、『メカニカルサーフェステック』 2015年6月号 （発行：全株式会社メカニカル・テック社） に掲載されたものを、同編集部の承諾のもと掲載しております。 産業用の洗浄技術は、大別して、溶剤系、水系、準水系などに分類される。 代表的な産業用洗浄剤の出荷割合とその内訳をそれぞれ図1、図2に示す。これらの情報は、平成20年度に経済産業省の委託として実施された「工業用洗浄剤の実態調査」でのアンケートの結果を元にしたものである。アンケートの回答者は、洗浄剤メーカー・販売業者であり、国内の主要な企業はほぼ網羅されていると考えられる。少し古い情報であるが、この後、同様の調査は行われておらず、現状では一番新しい情報である。出荷量が多いのは、塩素系、水系、炭化水素系、アルコール系洗浄剤である。以下に、各洗浄剤の特徴を記す。 塩素系洗浄剤には、塩化メチレン、トリクロロエチレンなどがある。この洗浄剤は油
みずほ情報総研 ： 人事担当者の理想と現実
ジョブ型・メンバーシップ型に関する意識調査結果 シリーズコラム（3） 管理職は「ジョブ型」か、「メンバーシップ型」か 人事担当者の理想と現実 「ジョブ型・メンバーシップ型に関する意識調査結果シリーズコラム」はこれまで2回、労働者の意識調査結果を取り上げてきた（*1）。たとえば第1回コラムでは、大卒正社員は自身を「○○職の人間である」と認識する「ジョブ（職種）型」意識を比較的強く持っていること、その意識は年代が上がるにつれ高くなる傾向があること等を紹介した。第2回コラムでは、「ジョブ（職種）型」意識が強い労働者は成果主義的な志向を持つ一方、福利厚生や家族手当・住宅手当等の生活関連手当の充実など、日本の伝統的な制度や慣行も重視していること等を提示した。 では、企業において労働者の雇用管理を担う人事担当者は、大卒正社員が自社に入社する際にどのような意識を持っていたと考えているのか、今後採用したい
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