2008年10月29日のブックマーク (2件)

  • 「勝つ予感」はデザインされる - レジデント初期研修用資料

    恐らくは「名将」なんて持ち上げられるような人というのは、あとから冷静に振り返ってみると、 案外「ショボい」勝利しか上げていないような気がする。 「名将」はその代わり、大きすぎる問題を切り分けることが上手で、「小さく解決する」やりかたをデザインして、 現場から「勝つ予感」を引き出すことが上手で、もうひとつ、そうして得られた小さな勝利を運用して、 それを大きな戦果に結びつけるのが上手なのだと思う。 えらい人が指揮する部隊は怖い 墨東病院が大騒ぎになっている。 人手が絶対的に足りなくて、結果的に患者さんが一人亡くなった。都知事と厚生大臣と、 日を代表するような大物が二人、病院を舞台に喧嘩を始めた。すごくよくないことだと思う。 どちらが勝つにしても、喧嘩の舞台になった病院は、これから先は、 大物自らが指揮を執ることになる。 「ふがいない。俺様自ら戦闘というものを教えてやる」なんて、 現場を知らな

    markie
    markie 2008/10/29
    「士気を出せ」だとか、「現場がだらしない」なんて怒鳴る指揮官は、それは「勝利のデザイン」に 失敗していて、それを意識できない人というのは、たぶんどれだけの資材を現場に投じても、 現場を動かすことができな
  • 株価って何 - 内田樹の研究室

    東京株式市場の日経平均株価が昨日一時的に7000円を切った。1982年以来の水準だそうである。 1982年といえば、うちの娘が生まれた年である。 育児に忙しくて、その頃の日の経済状態がどうだったのか、あまりよく覚えていない。 でも、人々が困窮し、ばたばた倒産が続いていたというような記憶はない。 それなりに平和で豊かな時代だったような気がする。 あの時代にまた戻ったとしても、私は別に構わない。 「なんと愚かな、26年前と比較しても何の意味もないではないか」と経済通は言うだろう。 その時代とは物価も国際環境も為替レートも違うんだから、比較するのはナンセンスだ、と。 いや、おっしゃるとおりだと思う。 だから、「26年前の水準まで下がった」という新聞一面の活字にも何の意味もないと私は思うのである。 株価以外の条件が違うのだから、「株価が同じであった時代」を持ち出して比較することには何の意味もない

    markie
    markie 2008/10/29
    株価を決定しているのは「他人はこのように行動するであろう」という予測である。しかるに、この「予測」そのものが「他人の行動」の決定に関与してしまう。