ユーザー情報や組織情報などを一元的に管理するディレクトリサーバは、企業システムの中で重要な役割を果たしています。オープンソースの「OpenLDAP」によるディレクトリサーバの構築方法を解説した前連載に続き、その運用方法を紹介していきます。(編集部) LDAPサーバに異常が発生すると、連携するシステムへのアクセスが行えないなど、企業活動にダメージを与えることすらあります。管理者は、サーバを見守り、異常が発生したらしかるべき手を打つ必要があります。 今回からはOpenLDAPが備える「モニタ機能」について解説します。この機能を活用すれば、OpenLDAPサーバの稼働状態に関するさまざまなデータを取得できます。管理者は、こういったデータを確認することで、素早く問題に対応でき、より確実にサーバの運用を続けることができます。 情報を収集してバックエンドDBに格納 OpenLDAPサーバは、モニタ機能
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