2017年4月に始まった『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』(テレビ朝日系)が話題になっている。7月2日にはゴールデンタイムに2時間半のスペシャル番組として放送され、NHKの大河ドラマ、日本テレビの『世界の果てまでイッテQ!』、民放各局の「都議選開票特番」といった強力な裏番組がひしめく中で、9.6%という高い視聴率をマークした(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。 特に、同じように海外ロケが中心の内容で、毎回20%前後の視聴率を叩き出している『イッテQ』を向こうに回して、この数字を記録したのは快挙と言ってもいい。あの日、快勝したのは小池百合子都知事率いる「都民ファーストの会」だけではなかった。『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』も、テレビ界の新興勢力として歴史的な大躍進を果たしていたのだ。 人気の原動力となっているのは、「部族アース」という企画に出演している友寄隆英ディレクター(通