公的年金の受取開始時期は原則65歳ですが、70歳になるだろうと久留米大学商学部の塚崎公義教授は予想しています。 公的年金は保険です まず、公的年金が保険であることをしっかり認識しましょう。火災保険は、火事になった時に1000万円受け取れる権利を得るために、火事になるかもしれない人が集まって1万円ずつ保険料を支払う、という制度です。「火事にならなかったら払った保険料が無駄になるから、火災保険には加入しない」という人は少ないでしょう。 公的年金は、これと似ています。老後に長生きしてしまった時に年金が受け取れる権利を得るために、現役時代に年金保険料を支払う、というものです。長生きは良いことなのですが、老後資金のことだけを考えると、長生きは火事と同様、困ったことであり、長生きしてしまうことはリスクなのです。 公的年金が火災保険と異なるところは、加入が義務だ、ということですが、実は公的年金の保険機能
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