女子の会場である重慶市永川区の日常的な風景。このほこりっぽい風景とも、この日でお別れである 【 photo by 宇都宮徹壱 】 ■地元メディアが注目する中国女子代表だが…… 2月最後の日曜日。17日に開幕した東アジア選手権も、この日の女子の第3戦で閉幕を迎える。翌日の夜には日本に帰国。当地の激辛の料理とも、ほこりっぽい風景とも、そして怒鳴り合うような騒がしさとも、この日でおさらばである。 女子の会場、永川スタジアムで行われた第1試合は、韓国対北朝鮮。前半こそは0−0ときっ抗したゲームに見えたが、後半は北朝鮮の圧倒的な攻撃力に抵抗するすべもなく、終わってみれば4−0で北朝鮮の圧勝であった。よくまあ日本は、こんな強豪に逆転勝ちしたものである。現在、最も優勝に近いポジションにいる日本だが、それもこれも、あのロスタイムでの澤のスーパーゴールがあればこそである。 試合終了後、第2戦に出場する