異星文明からの来訪者が“宇宙の熱的死”を防ぐため、地球の第二次性徴期の少女らから感情エネルギーを収集している件で、政府は6日までに代替として 「賢者モードへの相転移エネルギー」 を提供する方針を決めた。異星人もおおむね合意する姿勢を見せており、いたいけな少女が絶望のずんどこに突き落とされる事件にこれで終止符が打たれる見込みが出てきた。 問題になっているのは「キュゥべえ星人」が地球の女の子を魔法少女にしてから追い込みをかけ、魔女にすることで得られる感情の相転移エネルギーを集めている一連の事件。国は外交ルートを通じて苦情を訴えていたが、キュゥべえ星人が得意の営業トークで 「エントロピーが増大して宇宙が滅亡するのを防いでいるんだ。キミたち地球人にとっても長い目で見ればおトクなんだよ」 と畳み掛けるため、グゥの音も出ない状態だった。 そこで文部科学省から提案されたのが、思春期以降の男性がハァハァ状
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