南方熊楠 Feb.6.2018 南方熊楠は,1867年和歌山市生まれの 植物学者・生物学者・民俗学者です あの民俗学の泰斗,柳田國男をして 南方熊楠は日本人の可能性の極限だ とまで言わしめた人物です 生涯で『ネイチャー』誌に51本の論文が掲載されて, 現在に至るまで単著としては 歴代の最高記録であるとされています 幼少期から驚異的記憶力で知られていました いわゆる「カメラアイ」の持ち主で, 一度目にしたものを写真のように 脳に焼き付けて覚えることができました 小学校の頃、友人宅の全105巻の百科事典 『和漢三才図会』を,その家に通って覚え, 自宅に戻ってその記憶から書き起こし, 全て筆写してしまったほどでした 1883年,和歌山中学校を卒業し上京, 神田の共立学校(現・開成高校)に入学しました その後大学予備門(現・東京大学)に入学するも, 2年足らずで中退します その後,アメリカ留学を経