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  • 世間の偏見と闘い続けた男の「最後に勝つ負け方」 | レビュー | Book Bang -ブックバン-

    先日亡くなったアントニオ猪木の病床からのリモートインタビューを収録したこの。どうせ死ぬんだからとそれまで言えなかった真相を告白するなんてことは一切なく、いままで言い続けてきたことを言葉少なに語っているだけで(15分の予定が30分になったそうだが、それぐらいの体調だった)特筆すべきことはないんだが、(ジャイアント)馬場と猪木がテーマので「俺にとって馬場さんはライバルではあったけれど、当の意味でのライバルは他のメジャースポーツであり、俺の敵は世間のプロレスに対する偏見だった」と相変わらず言い続けているのは興味深かった。確かに猪木は世間の偏見と闘うためにモハメド・アリをリングに引っ張り上げて多額の借金を背負ったりしてきたが、それでも温泉に行くと老婆に「あら、ジャイアント馬場さん!」と間違えられたりしていた。つまり、猪木にとって世間とは「プロレス=ジャイアント馬場だと思っている世の中」のこと

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