アメリカのIT企業マイクロソフトは、ことし4月から6月までの四半期決算を発表し、携帯端末部門での大幅な人員削減に伴う費用が膨らんだことなどから、最終的な損益はおよそ4000億円の赤字に転落しました。 それによりますと、売上高は221億8000万ドル(日本円でおよそ2兆7500億円)で前の年の同じ時期より5%減りました。また、最終的な損益は31億9500万ドル、日本円でおよそ3960億円の赤字に転落しました。 これは、パソコン市場の縮小で主力の基本ソフト「ウィンドウズ」の販売が不振だったことや、フィンランドの通信機器大手、ノキアから買収した携帯端末の事業がふるわず、2度にわたる大規模な人員削減に伴う費用が膨らんだためです。 その一方で、新たな事業の柱と位置づける、ネットを通じてデータを保存するクラウドサービスや、自社で開発したタブレット端末の販売は好調でした。 マイクロソフトは今月29日から