G大阪の来季監督に内定している元日本代表FW呂比須ワグナー氏(42)の就任に、日本サッカー協会(JFA)から“待った”がかかった。JFAの外国人指導者資格審査で、ブラジルでの指導実績の少なさなどが、問題視されていることが13日、判明。審議は継続中でG大阪は問題視していないが、新監督誕生は審査の結果次第となった。 新体制移行へ、思わぬ“障壁”が現れた。G大阪はすでに呂比須氏と仮契約も済ませ、外国人指導者審査にかけるため、JFAに書類等を提出。しかしここで、同氏の指導実績の少なさが継続審議の対象となった。そのため今週初めに予定していた就任発表を、延期する状況になっていた。 通常Jで監督を務めるには、JFA公認のS級ライセンスが必要。外国人指導者の場合は、欧州ならUEFA認定プロライセンスがS級に相当する。だがブラジルの場合は、両者の制度に互換性がなく、明確な基準が定められていない。日本国籍を持