ITpro読者のみなさん、あけましておめでとうございます。さて、2011年はLinuxの世界にとってどんな年になるのでしょうか。 Linuxはすでにサーバーや組み込み、クラウドでは広く用いられています。今年は特に仮想デスクトップ、カーネルの仮想化機能「KVM」の本格普及が予想されます。Linuxディストリビューション「CentOS 6」では、仮想化機能をKVMに一本化。KVMで用いられる仮想マシンのIOスループットを高速化技術「vhost-net」や、デバイスの仮想化のボトルネックを解決する「SR-IOV」も、クラウド等で採用が始まるでしょう。Linuxの重要性はさらに増すに違いありません。 そうした中、今年最も大きなインパクトとなるのが、やはりLinuxベースのOS「Android」の台頭でしょう。スマートフォン用のOSとして見ても、Androidは今年、大躍進します。IDCのレポートに