中谷巌先生が、新著『資本主義はなぜ自壊したのか 「日本」再生への提言』を出版されました。 多摩大学・大学院で、修士論文の指導教官として中谷先生に私がお教えをいただいたのは、2000年から2002年でした。 当時の中谷先生は、「新自由主義派」「構造改革派」として、また政府のブレーンとして、構造改革の論客であり、改革の必要性を説いてまわっておられました。 折からの金融危機で日本全体の処方箋が求められていた背景もあり、先生の主張には大きな説得力がありました。 その中谷先生が出された本書の帯は、このように書かれています。 リーマン・ショック、格差社会、無差別殺人、医療の崩壊、食品偽装。全ての元凶は「市場原理」だった! 構造改革の急先鋒であった著者が記す「懺悔の書」 ということで、先週末に本書を入手、読み始めたところ、夢中になりました。 400ページ近い本書は一日で読み終えました。 そして考えさせら
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